
2014年02月25日 (火) | 編集 |
少し暖かくなってきました。
でもまたすぐ寒くなるようで…
「フランケンシュタイン-B(National Theatre Live: Frankenstein/11)」
先週と逆のジョニー博士&ベネディクト怪物バージョン。他は同キャスト。
しかしやはり主役が違うとそれぞれに感じる所が微妙に違ってきて面白い。
思っていた以上にこちらの方が笑いが起こっていたり…
そういう劇場の空気感を少しでも感じられるのもいいなあと思った。
「バベットの晩餐会(Babettes gæstebud/Babette's Feast/87)」
何かの紹介で見たのか、随分前から観たいと思っていた映画。
デンマークの貧しく敬虔な老姉妹の元で黙々とメイド仕事をするバベット。
彼女に宝くじが当たり、そのお金で自由に晩餐を作らせてと願われた事から
解ってくる過去や現在の人々の繋がり…晩餐シーンでは唯一味の判る人が、
いてくれるお陰で素晴らしさが分かったけれど、劇的な変化はないのね。
でもほんのりとした幸福がそこに残った。ほぼ自己満足の域なんだけど、
それがかっこいい。「貧しい芸術家はいません」とは残る言葉であります。
「推理作家ポー 最期の5日間(The Raven/12)」
エドガー・アラン・ポーの最期の5日間は実際に謎で最後の言葉も同じらしい。
ネタバレな邦題ではありますが、彼の小説を基にした連続殺人はスリリング。
「モルグ街の殺人」「赤死病の仮面」は読んだ事があるけど、
「マリー・ロジェの謎」「ヴァルドマアル氏の病症の真相」
「アモンティリヤアドの酒樽」「告げ口の心臓 」は全く知らなかったな。
ラストのラストはこの映画なりの解決的終わりですね。フィールズ警視熱い!
「イラン式料理本(Iranian Cookbook/12)」
監督が周囲のイラン女性(母、妻、妹、叔母、義母など)の台所風景を撮る
という、ちょっと変わったドキュメンタリー。最初は「?」と思うけれど、
段々と彼女達を囲む環境や男性陣、ぽろっと出る本音などが興味深い。
それにしても大人数の台所仕事の大変な事よ。スパイスの多さもすごかった。
先週は、4Movie(Total 22)。
我が家は揃った晩餐はできませんね…
水を飲む時くらいはなんとか隣りにいるかな。

「ぺろぺろぺろ」
「………」

「んー?」
「………」
まあ、しょうがなく、って感じだけど(^_^;)

「あたちはいつも楽々とひとりにゃーん」

2014年02月22日 (土) | 編集 |

2014年02月17日 (月) | 編集 |
大雪で山梨などが大変な事になってますね…
流通にも影響大で、スーパーはパンとか棚が空でした。
解決しない内に次の雪が来ない事を祈りつつ。
そんな中、予約した金曜夜は諦めましたが、
次の日に改めて行ってきました、映画館。
「The Audition〜メトロポリタン歌劇場への扉(The Audition/08)」
「コーラスライン」のBWオーディションのドキュメンタリーがあったけど、
こちらは同じニューヨークでもMET、オペラ歌手のオーディション。
全米1800人から22人→決勝11人→ファイナリスト6人まで選出されていく。
本当に自分の声(+表現)だけで勝ち取っていく挑戦なのだなあ。
観客の平均年齢は65歳、5年前は60歳だった…なんていう裏事情もちらり。
「フランケンシュタイン(Mary Shelly's Frankenstein/94)」
原作に最も添っていると言われるケネス・ブラナー監督・主演。
怪物はデ・ニーロ。ヘレナ・ボトム・カーターとかも出てて若いな…20年前!
多少急ぎ足ではあるけれど、怪物が「うがー」だけではない所も、
博士の事情と身勝手さ、当時の差別意識の様子なんかも分かりやすかった。
そしてこれを19歳で書いたメアリー・シェリーはすごいね、と改めて。
「フランケンシュタイン-A(National Theatre Live: Frankenstein/11)」
ロンドンのナショナルシアターで上演された舞台の映像化を限定上映。
博士がベネディクト・カンバーバッチ、怪物がジョニー・リー・ミラー。
(怪物と博士を交替で演じる)そして監督がダニー・ボイル!
怪物の方により焦点を当てた作りであり、その過程と結果に胸打たれる。
舞台装置もシンプルながら大胆な感じでいいのだ。逆バージョンも楽しみ。
先週は、3Movie(Total 18)。
にゃん達も祈るにゃー。

「にゅ…」

「んん…」

「んむ」

2014年02月15日 (土) | 編集 |

2014年02月10日 (月) | 編集 |
雪はまだかなり残ってますねー。
気をつけないと!
「パリで一緒に(Paris When It Sizzles/64)」
オードリーとウィリアム・ホールデンのパリが舞台のロマコメ。
52年のフランス映画のリメイクだそうで、映画脚本家とタイピストの物語。
トニー・カーティス(多出!)、ディートリヒ、メル・ファーラー等が
ゲスト出演、フランク・シナトラの歌声も入ってた…がノンクレジット(笑)
脚本の通りに劇中劇の進行があっちこっち行くのがなかなか面白いね。
「マリー、もうひとつの人生(La vie d'une autre/12)」
26歳の誕生日に運命の人と一夜過ごして目覚めたら41歳になっていた!
15年のギャップをジュリエット・ビノシュがコミカルに愛らしく見せてくれる。
けれど15年後の自分は思いも寄らぬ立場になっていた…という涙が切ない。
分かりやすいシーンばかりではなかったけど、希望があるラストでよかった。
先週は、2Movie(Total 15)。
にゃんたちは、何年スキップしても永遠の2〜4歳児だよにゃー。

「むふーん」

「にゃん?」

「んー…」

2014年02月08日 (土) | 編集 |

2014年02月03日 (月) | 編集 |
今日まで温かかったけど、明日は雪のマークが入ってますね…
降るのかなあ。
「カストラート(Farinelli Il Castrato/94)」
18世紀のイタリアの伝説的なカストラート歌手ファリネッリの半生。
3オクターブ半の声は現代の歌手では出せず、女性と男性の声を合成と!
その歌声が一番の楽しみでしたが、聞き応えありましたねー。
兄弟の愛憎と確執みたいなものが一番の軸かな。
「私が、生きる肌(La piel que habito/The Skin I Live In/11)」
失った妻を人工皮膚を使い蘇らせようと女性を監禁するサイコ外科医の物語…
…だと思ったら違いました。いやサイコだけど、トンデモ要素の方がやられた。
(原作があるんだから、そっちがトンデモか。でも何ともスペインSFの香りも)
アントニオ・バンデラス主演で先の見えない作りでスリリングに進むけれど、
えっ、そういう流れかよ?という。驚かせる奇抜な展開だとは思う。
「彼女はパートタイムトラベラー(Safety Not Guaranteed/12)」
過去への旅の同行者を探す広告に雑誌社の三人が取材に出かけ…
自分探しを続ける女性と一見変人の男のケミストリー。
SFじゃなかったなあと思いながら観てたらラストの「!」で払拭。おお!
この監督はこれで認められてジュラシック4を撮るとか。へえ。
「テッド(Ted/12)」
この手のコメディは劇場公開もしない時が多いけど、本作は大成功だった様子。
そんなんで期待するようなしないような気持ちで観たら、イマイチだった…
多分、テッドに何かしらの面白みを感じられないとダメなんでしょうね。
吹替で観たから「くまモン」とか「ガチャピン」とか出てきてたなあ。
「アリス(Něco z Alenky/88)」
ヤン・シュヴァンクマイエル監督の初長編映画。アリスだけが生の女の子。
やはりグロまで行かずともやはりシュールの極み。こちらの発想の上を行く。
ガチャガチャ、バリンバリン、えーんえん、などの連続音もなかなかキツイ。
台詞は少ないけど意外とアリスの話に添っていて物語としては追える。
ちょっと驚いたのは翻訳が戸田奈津子さんだったこと。え、チェコ語も?!
先週は、5Movie(Total 13)。
ちょっと暖かい間は、ちょっと活動的だったにゃん達も…

「んべー」

「ん?」

「ぺろん」
明日からまた丸くなるのかしらん。

2014年02月01日 (土) | 編集 |
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